
てっぺんからは、どんな景色が見えるのだろう。
目の前に立ちはだかる大きな山を見上げて、
わらしは登ってみようと心に決めた。
コロコロ、いや、ゴロゴロとした岩々が、
積み重なってできた高い高い山だった。
人々は、それをコロッケ山と呼んでいた。
と、その前に準備体操しなくちゃね。
オイッチニ オイッチニ
オイッチニ オイッチニ
オイッチニ オイチィニ
オイチィニ オイチィネ
オイチィネ オイシィネ
オイシィネ オイシイネ
おやおや・・・
かけ声に合わせるかのように、さくさくほくほくの笑顔が辺りに広がって、
コロッケ山は、みるみるうちにキャベツの草原に変わっていきましたとさ。